サムゲタンがステマされている!韓国の陰謀だ!しかもサムゲタンは元々中国のものじゃないか!さすが韓国、パクりまくりだ!
…こんな流れがあるような気がします。牧田翠です。
ステマかどうかはともかくとして、反韓、嫌韓を表明して、韓国を仮想敵とし、読んでいる人々を「われわれ日本人」として一括りにし、共感を得ようという論法が、特にここ数年で強まってきていると感じています。
しかし、そういったナショナリズムで意見をまとめようとのは、あまり好きではないです。
ナショナリズム、愛国心のようなところで団結するのは、安易な思考停止だと思っています。
つまり、よく内情もわからない隣の家のことを一面的に見て「隣家はひどい(だからうちの方がいいでしょ?)」と、国内のひどいところから目を逸らさせるのがナショナリズムであると思っています。
「あいつはテストで90点をとった。俺も勉強したのに80点しかとれてない。昔は俺の方が勉強できたのに、あいつは俺のノートを写してる。最悪。」と、自分のことを棚にあげているとでも表現しましょうか。
国内の不満を逸らすためにナショナリズムを使うというのはよくある話です。最近の中国での反日デモが政府に対する批判を逸らすためのガス抜きにもなっているというのは、みなさんが想像する通りだと思うのですが、サムゲタンだ、ステマだ!と騒ぐのも、反韓感情によって国内の不安、不満を逸らさせる効果があるのではと勘ぐってしまいます。
ステマだと騒ぐのも自由だとは思いますが、それによって誰が得をするのか、何が見えなくなるのかは考えてもいいのかな、と思いました。
国内の不満を反映するイベントも近いことですし、ステマだ!と騒ぐことで誰かが得をするというステマが展開されているのかもしれませんね。
…実はこの記事もある御方から指示を受けて…ふふふ。
…などと謀略とかフィクサーとかそういう中2単語に心踊らせつつ。またあした。