当ページの閲覧は自己責任でお願いします。

2007年10月18日

着エロはエロの完成形である

水着姿撮影を初摘発=児童ポルノで出版社員ら逮捕−女高生のDVD販売・警視庁(時事ドットコム)


こんなニュースがありました。
それでいくつか思うことがあって、話題の「ジュニアアイドルDVD」を買ってみました。
それを見て、着エロはエロのひとつの完成形という印象を受けました。
※例によってエロ関係の話なので、気分の悪くなる方や、自分に責任が持てない方は全力で退避してください。

しかし……見つからないです。心交社の作品が。
逮捕のきっかけとなった作品だけでなく、このメーカーの作品はほとんど見当たりません。
逮捕の影響で店から撤去されているのでしょうか?
この調子だとプレミアもつきそうだし、転売目的で買っていく人も多いのでしょうね。
実際、逮捕のきっかけになった作品はプレミア付きで取引されているみたいですし。(→Yahooオークション)


秋葉原まで行ってようやく心交社の作品を発見して購入。
この会社が特別に過激なのか調べるためにも、他の会社のも購入してみました。





結果。

確かに『過激』という印象を与えるでしょうね。
普通のアダルトビデオとは質の違うエロが描かれています。
アダルトビデオに描かれるものよりも、もしかしたら「エロい」のかも知れません。

そして今回逮捕された心交社が、群を抜いてエロい作品を作って「やっちゃった」的な逮捕という感じではなく、わりと「見せしめ」的な逮捕だったのかな、と思います。
(問題となった元の作品も手に入れていないですし、ジュニアアイドル語れるほど詳しくもないのでただの印象論ですけど。)

--------------------

男性向けエロと言うのは、女性を性的に支配する過程をいかに描くか、にあると思っています。
「支配していない」状態から、「支配が完了した」状態までの過程を描く時に「エロい」という感情を起こすのだと思います。
(「ツンデレループ」参照)


で、アダルトビデオのエロというのは、「支配が完了した」状態=セックスができた状態です。
確かにこれは欲求に沿った形なのですが、ポイントとしては「完了」してしまうということ。
つまり、AVを見終わった後に、『そこから先』がないのです。

それに対して、着エロと言う手法では、
「もう少しで局部が見える」というところで見せないという、いわゆるチラリズムの手法を多用して、支配を完了させません。
でも、まったく支配できていないかと言えばそれは違って、性的なニュアンスの入ったポーズは、非日常的であり「性的な支配が進行している」ことを連想させます。

これによって視聴者を、支配できそうで支配できない、という状態に置きます。
この焦らしは、まさにエロを喚起する「過程」の部分にあり、アダルトビデオよりももしかしたらエロいのかもしれません。

そしてさらに、支配が完了するまで、この焦らしは続くわけで、商業的な意味でもプラスに働きます。
つまり「次のDVDでは支配が完了できるのではないか」という幻想を植え付けて、購入をさせるという機能があるのではないでしょうか?

--------------------

着エロDVDの多くは、17歳以下が描かれています。
正確な統計はとっていないのですが、店で並んでいる商品のほとんどのDVDに「17歳」とか「14歳」という年齢や「現役女子高生」「女子中学生」という表記がありました。

これを「ロリコンが買っていくから」と判断するのは、おそらく早計です。
確かにそういう面があるのは否定しませんが、着エロという手法を取る時点で、17歳以下というのはほとんど不可欠なのだと思います。
業界的な順番で行けば、17歳以下の過激なDVDを出すために、着エロという手法が生み出されたのでしょうけれど、着エロと言う手法が定着したのは17歳以下が描かれていたから、という理由が大きいと思います。

何が言いたいかというと……17歳以下だと児童ポルノ法の縛りが効くので、脱がなくて当然、セックスしなくて当然なのですよね。
逆に言えば、18歳以上だと「なぜ脱がないのか、なぜセックスしないのか」という疑問が生じえます。

大げさかもしれませんが、それは男性の支配力に対する深刻なダメージなのだと思います。
「本来なら支配が許されるはずの女性を支配できない」というダメージを回避するためには、何か合理的な理由が必要なのでしょう。
「17歳以下だからセックスしなくて当然」という『理由』が生じれば、危機が避けられます。
だからこその「17歳以下」なのではないでしょうか。

また、「自分が禁忌に踏み込めている」という背徳感も同時に生み出し、さらにお得(?)です。



個人的な印象なのですが、完全にロリコン向けで作られてはいないと思います。
つまり「ややロリ好き」とか「若い子好き」くらいの、いわゆる「普通の人」も巻き込んでいるのではないでしょうか?
「17歳の着エロDVD」と「18歳のアダルトビデオ」に出てくるモデルさんは、外見上は見分けが付かないでしょうし。


--------------------

偶然生み出された手法なのでしょうが、システム的にはかなり完成していると思います。
支配していく過程を「過程」のままにとどめ、男優の不在によって処女性も守り、児童ポルノ法の制限によって視聴者の性的不能性を証明せず、次への期待で買わせていく……

ある種、エロの完成形として、着エロはある気がします。
そういった意味では、これを見た警察の人たちが「規制すべきだ!」と感じて当然な印象はあります。
状況にもよるでしょうが、下手なアダルトビデオよりはエロいと感じるでしょう。
そういう意味では、順当なのかもしれません。


……ですが、個人的には公権力による表現の規制は反対です。
対岸の火事ではないですけれど、いつ他のメディアにも飛び火してくるかわかりません。
エロいから、という理由による規制と言うのは、思想的な理由による規制に比べて格段に規制しやすいので、少し怖いです。
「ロリコン撲滅」のためにマンガ全般が規制されるとか、そういう可能性もありますし。


他の着エロメーカーさんが、自主的に露出などを規制してくれるのがベターな解決策だと思います。

--------------------

着エロがどんなものかを体験してみたい方は、以下のメーカー公式ページにサンプル動画が設置されていたりしますので、そちらを参照してください。
※アダルトビデオよりも過激と感じる場合がありますので、閲覧は自己責任でお願いします。こちらは一切の責任を負いません。

心交社
日本メディアサプライ
IDOLFACTORY




posted by 牧田 翠 at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | いろいろ長文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。