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2005年07月22日

18禁ってなんだろう[激闘編]

タイトルに意味はないですが、昨日の続きを少し。

満庵さんのコメントや、あとは名前は明かせませんが、このことについてメールも(!記事内容にメールでツッコミがきたのは実は初めて)いただいたりしまして……僕の考えを述べたいです。出来る限り簡潔に書きますので、お付き合いくださいませ。

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まず、人間には、自己決定権があります。これは、憲法13条などから導き出される権利で、乱暴ですが「自分のことは自分で決めるから、口出ししないで!」という権利です。わかりやすいところで言えば、結婚するときに、親が「あいつは、ろくなやつじゃないから結婚するな」というのに対して「自分のことだから自分で決める!」と言い張るための権利です。
これは、性的な事柄に対しても言えるので、「他人には迷惑かけないから、PCゲームに萌える俺を異常って言うな!」とか「別に誰彼かまわずレイプするわけじゃないんだし、同性愛だって存在していいだろ!」とか「結婚するまで処女でいるなんて古い考えだから、誰と寝たって文句言うな!」とか「売春は誰にも迷惑かけてないからいいだろ!」とか、そういう主張は、性的自己決定権によって、なされます。
ここでひとつ勘違いしないで欲しいのは、権利といったって、絶対に守られる価値ではないこと。他人と権益の衝突は起こりうるわけで、たとえば「俺は電車内の痴漢行為じゃないと興奮できない。」という主張をしても、その主張が常に認められるわけではなく、痴漢されるほうの損益とを比較し、痴漢したいという主張<<<痴漢するなという刑法となるわけです。
でも、尊重しなくていい、ということでは絶対ありません。その微妙さが、色々と難しいところなんですが。


で、子どもの話です。
現在、子どもの性的自己決定権は、認められていない、とほぼ言い切れます。
もともと、「子どもは、大人より物事を知らないから、自己決定は不可能だ」という論調も強く、性的な側面に関しては、さらに規制が厳しくなります。たとえば、中央教育審議会(←教育に関しての国の方針を決めていく機関)では、「高校生以下のセックスは、原則として禁止する」という方針を打ち出しています。(※ニュース元)
どうやって規制するねん!という素朴で重大な疑問は、まあ、とりあえず置いてあげるとして、それでいったい、世の中がどう変わるというのでしょうか?

というのも、現在、日本では、10代の妊娠中絶が増えていたり、HIV感染者が、ヨーロッパやアメリカでは減っているのに、日本では増えているなどの問題があります。
これに対して、「じゃあセックスしなきゃ、この問題は起こらないんだ。じゃあ、セックスを禁止にして、性教育とかで人間がセックスできるということも教えなければ、高校生はセックスしないぞ!」という素敵論法を考え出しているのが、今の政府です。

しかし、昨日も言ったとおり、ポルノに対するアクセスは、インターネットの加速に伴い、非常に容易になってきています。
そこで、性教育などの"正しい知識"をシャットアウトするとどうなるのか……子どもたちは、性に関する知識を、ポルノから学びます。
ポルノでは「女は男のおもちゃ」とか「強姦も相手が感じればOK」とか「中出し=愛の証拠」とか、そういうメッセージを発信していますが、それを間違いだと感じられるのは比較対象があるからであって、何も知らない子どもたちにとって、それは素直に信じるべき価値となりうるわけです。そのまま大人になって、女性を自分の道具だと思っている"モテ男"だっていっぱいいますし。

だから、正しい性教育――単に性器の仕組みだけを教えるのではなく、性病や妊娠中絶、女性を男性の所有物としてみる「性の政治」の構造についての教育など――は必要なんだと思います。そして、その上で子どもたちの主体的な選択を尊重する(100%認めるわけではなく、"尊重"です。)、というのが健全な社会であると思います。


ちなみに、もうひとつ、方法がないわけではないです。
それは、ポルノを完全に禁止すること。出版物はもちろん、放送でも、インターネットでも、全てから「性」に少しでも関わる話を禁止すること。もちろん、グラビアアイドルや、マンガの"サービスシーン"も、日本神話のエロい部分も発禁にします。さらに、性産業は完全に禁止し、売春はもちろん、愛人も禁止、不倫も、婚前交渉も禁止、夫婦間のセックスも、子どものいる家では禁止……とかすれば、子どもたちは間違った性情報に触れる可能性がゼロになります。ここまですれば、「高校生以下のセックス禁止」というのも現実的な政策となりうることでしょう。
こんな社会、ファシズム以外の何者でもありませんが。


……思ったより長くなってしまってごめんなさい。
僕はこんな考えしています。もっと書きたいこともありますが、とりあえず、こんなもんで。

あと、明日ですが、それ系の勉強会があります。
・「過激な」性教育と「いきすぎた」ジェンダーフリーを考える 埼玉から男女共同参画社会をつくる
13時半〜16時半、さいたま市民会館うらわ7階(浦和駅徒歩8分)。資料代1000円。講師・大沢真理(東京大学教授)ほか。事務局(048・881・7040笹倉)

僕は行くつもりですので。


↓匿名でコメントしたい方は、web拍手でどうぞ。



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更新しながら、ルパンのTVスペシャルを見ていました。
なんか今年は、いつになく若い監督らしく、少し毛色の違うルパンが描かれていたと思います。僕は好きですよ、わりと。
ストーリーの破綻とか、なくはないですけど、それぞれのシーンのかっこよさに酔え、ということですかね?
どうでもいいけど、毒使いのソフィーさん。その直前にケロロを見ていたせいで、「てゆーか毒殺確定?」とか、勝手に脳内補完されたりしてました。能登かわいいよ能登。

これからAmazonから届いたULTRAMAN見てきます!!



それでは。
またあした。


posted by 牧田 翠 at 23:18| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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