ひとつ言いたい。
なぜあの配置で、道玄坂店長を出さないのですか!
クークックックッ、と笑う道玄坂店長が見たかったです。
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あきら様は……ND(ナイス・ドリル)。
ハートがルンルンですよ。頭のドリルがちょっぴりダサイと思っても笑わないで見ています。
傷つく事も恐れずに、夢に向かって戦って欲しいです。
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しかしアレですね。
物凄いメタ構成ですね。
ニコニコ動画のようなエンディングは、まさにスーパーフラット。
オタクのオタクらしさを切り出して見せることによって、前衛的な芸術として成り立たせ、同時にオタク的存在価値を刻まれることに対する嫌悪感も抱かせるという素敵構成です。
ある意味、「らき☆すた」というアニメ自体が、アニメの二次創作的なのですよね。
原作自体、メタ視点的に描かれているというのもあるのですが、それに輪をかけてアニメ版はメタ・アニメとして成り立っています。
言い換えるならば、いわゆるMADムービーと、アニメ版は同じ土俵の上に立っていて、そういう意味ではほとんど等価値なのです。
どちらがより『ホンモノ』であるかという差異が存在していません。
その上で、アニメは「ついてこれるか!?」と限界に挑戦している感じがします。
だからこそ、今回のエンディングなんかは、「暴走した二次創作」として、人によっては嫌悪感を示すのだと思います。
こういう作り方の是非はともかくとして、非常に現代的だなぁ、と感じます。
「らき☆すた」というシュミレーションゲームがあったとして、アニメ版は、そのリプレイ動画を放映しているという感じ。なので、視聴者は他の選択肢を選んで、別ルートのプレイを容易に想像できるのですよね。
可能性がさまざまに広がっていて、それを取捨選択している気がします。
東浩紀
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まぁ、ネタをまったりと楽しむアニメとしても、かなり上質です。
夏になりだした今なのに、冬の寒さを感じさせるバス内の描写の秀逸さとか、百人一首でずっとオレのターンとか、アニメ店長とかケロロ軍曹とか、ネタの度合いも様々なレベルで用意してくれています。
色んな意味で、2007年を代表するアニメとして、ほぼ決定している感がありますね。マジで。