絶望→立ち直り→最終決戦へ、となっていく流れは王道なのですが……王道ゆえに出せる力がありました。
・サージェスのやり方--------------------
仕方なくプレシャスバンクを爆破するというのは、もう毎度のこと。
結局、最後までサージェスは「プレシャスを守るため」だけの機能に特化した非情な企業だったのだなぁ、と。
上層部と激突して、ヒーロー論理vs企業論理の戦いとか見たかったです。
・「シルバーっ! 火を消してくださいっ……!!」--------------------
チーフを探そうとするさくら姉さんが凛々しく麗しくそして儚い。
冷静さと激しさが同居した良い演技です。
ホント、こういう"キメ"のところが決まる演技力は戦隊ヒロイン随一。
・細かい芸--------------------
先週、ヤイバ退場で変わったOP。
リューオーン閣下の退場でもOP変わるなんて……芸細かい。
・もりもり食べて強くなる--------------------
ネオパラレルエンジンのプレシャスを「食べて強くなる」ガジャ様。
こういうエネルギー吸収系の敵には、許容量以上のエネルギーを叩き込むのがセオリーですが、さすがにラスボス相手には通じなさそうだなぁ……
「俺たちの夢は無限大だ……そして夢こそがプレシャスだ!」みたいな展開にでもならない限り……
・「東京凄いことになってるよ」--------------------
「えー、怖いー」
とか、現代人っぽい反応だなぁ。
この微妙なリアルさがボウケンジャー。
ガジャ様の脅威がどの程度の範囲まで及んでいるのか……東京圏内だけでしょうか。
あと、ボウケンジャーの活動場所がリアルに言及されたのって実は初めて?
・ゴーゴービークル封印--------------------
パラレルエンジンから吸収されるのを恐れて、ボイス独断でビークル封印。
おかげで変身不可能。
確かにこれくらいやってくれる方がボイスクオリティなんだけれど、この後に続くピンチはボイスのせい……
このマイナス分を取り返せるかというと……微妙な気がします。
・「雑魚はカースに任せよう」--------------------
十把一からげな雑魚であるカースをして、雑魚と言われる生身ボウケンメン。
CG合成とはいえ、あれだけカースが出てくるとピンチさが演出できて◎。
……で、あの状況から散り散りに離散するのですが……どう逃げたんでしょ。
特に牧野先生。つか安否不明ですし。
・雨、夜--------------------
雨と夜、ピンチというと……とんでもなくピンチな感じがします。
ゴーゴーファイブの冥界三戦士(だっけ?)思い出しました。
まずは黒と黄色
真墨には意味不明な単語を並べる菜月。まぁ、落ち着けって。
で、明石の"死"を知る真墨
彼も彼なりに色々と考えていたようですが……
「帰ってきたのは私だけ……」
一人、基地に戻るさくら姉さん。
孤独に苛まれます。
「ボイス、返事をしてください!」「……トンガリ野郎」
さくら姉さんの苛立ち……悲壮すぎて泣けてきた。
―――この辺りから、涙腺が危ないです。―――
特攻しようとする蒼太を止めるダークシャドウ。
ダークシャドウは国外脱出するそう。さすが営利団体。
なんかすっかり好々爺のゲッコウさまがいい感じです。
それはともかく、「ただの元スパイに何が出来る」と自問する蒼太。
彼も相当、自分が"元スパイ"ということに拘ってます。実際、第3話の時点で問題は解決されたのかと思っていたのですが……相当引っ張ってます。
でも、「自分がドキドキするのは仲間が笑顔になる時」と気づいて、ボウケンジャーで一番早く立ち直る辺り、さすが蒼太クオリティ。
高丘のは、母親の幻影と会話。
彼も、自身の問題は年内に解決してしまったので、立ち直りが早いです。
「冒険する……あいつらと。」
と、久々のパプリカを食べて出動。
・それぞれの宝--------------------
ボウケンジャーは冒頭から、「それぞれの宝」を見つけるという設定がありました。
蒼太は「仲間の笑顔」
高丘のは「冒険」でした。
菜月は「間宮菜月としての思い出」
そしてさくら姉さんは「笑顔」が宝物……
特に蒼太とさくら姉さんの抱えていた問題は、初期のころに解決してしまった問題という感も否めませんが、でも一年間の積み重ねを感じます。
あまり複雑な悩みを延々と抱えられて悩まれていても、あまり面白くないですし、これくらいのバランスがちょうどいいのかも知れませんね。
個人的な好みをいえば、番組後半に入ってからの蒼太とさくら姉さんのエピソードが少なかったことが残念……
・五人目のボウケンジャー--------------------
そして、真墨もボウケンジャケットを纏い再登場。
彼は「ボウケンジャーという居場所」で、自分の闇を光に変えるという宝を見つけました。
その手には……デュアルクラッシャー!!
・絆〜Start Up〜--------------------
「こいつはちょっとした冒険だぜ!!」
とチーフの名セリフを真墨が吐きつつ、生身でデュアルクラッシャー連続発射!
こういう変身不能ながらも生身で攻撃するとか、いかにも最終回っぽくて激しく燃えます。
そしてデスペラードを撃破。
……しかしこの流れ……
目頭が熱くなりました。
挿入歌ズルい!
あんなタイミングでかけられたら泣くしかないじゃないですか。
……まぁ、去年も泣きましたけど。ふぁいやーふぁいやーで。
・冒険の始まりだ!--------------------
しかし巨大化するデスペラード……
そこに現れるのは……チーフが駆るダイボイジャー!!
ということで、ラスト一歩手前っぽさを存分に発揮しつつ引き。
来週はボウケン総まとめということで、かなり楽しみです。
・新戦隊--------------------
♪ゲキレーンジャー♪
ということで、OP(ちょっとだけ)解禁。
久々に短調っぽい戦隊OPですね。
でもよく考えたらデカレン以来なので、それほど久々でもないか。
で……提供の場面が「ボウケンジャーGo on fighting」
だから挿入歌はズルい!
お茶噴いたじゃないですか!!!
しかし、OPのレギュラーSAさんのテロップで福沢さんの名前がなかった(あとの枠で入ってましたが)のはびびりました。剣でダディーの名前がなかった時以来の衝撃でした。
アバンのダイジェスト以外、マジでスーツ姿なかったですもんね。生身のチーフだって、最後のカットだけだし。こんなこと長い戦隊の歴史でも初めてでは?
姐さん、そして映士の迫真の演技は土日祝のスカイシアターで堪能できます。あの二人だけちょっと違うんです・・・。来週はプレミアは行かれませんか?みどりんは。
私は当日券にアタックします!その時に「2回目」のスカシアも見る予定です。
…まあ、ほぼ同時間軸にボイジャーが動いてたし、あのときはもう封印解除していたのでしょうね。
橋本さんの歌は凶器でしたねマジで。
>>OPのレギュラーSAさんのテロップで福沢さんの名前がなかった
ダディの名前がないほどの衝撃ではなかったですが……でも変身後がほとんど出てこないというのは衝撃的でした。
>>プレミア
チケットとけなかったので……当日でも入れるのでしょうかね? 行きたいとは思いますが……
wiseさんに連れて行ってもらおうかしら……
きっと独立稼動できるように改良が加えられているとか……そんな風に考えて見ます。
……てかドリルとミキサーからエネルギー供給って設定、言及されてましたっけ?
あれ思い違いかな…
僕は本放送以外、あんまり情報に触れていないので、ムック本に書かれているとかだったらわかんないので……あまりお気になさらずに。
もしも出典思い出したら教えてください。