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2012年10月13日

嫉妬は誉めて倒せ

生活保護を受けていると1日に1000円しか使えない、たばこも吸えない、寿司を食べると非難されるかもとドキドキする、などということが話題になっています。


今回は生活保護について、その制度的な問題点ではなく、それを攻撃する心理と、それを解消する方法について考えてみました。


生活保護叩きの根っこはどこにあるのか考えると、生活保護されることで得られるお金と、ふつうに働いて得られるお金の差が少ないことが問題なのだと思います。
つまり「俺は必死に働いているのに、こいつらは働かずに俺と同じ給料を得ているからムカつく」という思考プロセスを経て、そんな環境を自分も欲しい、という嫉妬の対象になることが原因なのでしょう。経済的なコストだけでなく、時間的なコストについても同じで、「俺には時間がないのに、こいつらは自由な時間があってムカつく」という心理が働いていると考えられます。


たとえば生活保護で月に10万円得ている人がいるとしましょう。もう一方で毎日働いて月に手取り13万円の給料を得ている人がいるとしましょう。そうなると、「え?俺が必死に働いても月に3万円くらいの価値しかないってこと?」と、「私の給料安すぎ……?」状態に陥ることが推測できます。この場合、額の多寡が問題なのではなく、評価してもらえるかどうかが問題になっていると考えられます。給料が月収100万円であっても、生活保護で95万円が支給されているとしたら、同様に嫉妬することでしょう。


この、差が少ない、という状態を解消するために、とりあえず二つの方法が思いつきました。
一つは生活保護費を下げろと主張すること。たとえば先ほどの例で生活保護費が月に3万円になったとしたら、差が大きくなり、自分の労働に価値を見いだすことが可能になることでしょう。
もう一つの方法としては、自分の給料を上げろ、と主張することです。


二つの方法のうち、自分もハッピーになれるのは明らかに自分の給料を上げろと主張する方ですが、それには自分の身近な上司や取締役と折衝しなければならず、労力も時間も必要です。余計なトラブルが起こるくらいなら、今の給料のままでもいい、と思う人は少なくないでしょう。
それに比べれば、見ず知らずの他人を非難する方が、精神的コスト的に楽ですね。


生活保護の方々を非難したところで、特にメリットはないと思います。もちろん、今の制度が最良であるとは思っていませんが、それでも生活保護の制度はセーフティネット、安全のための命綱なのです。
自分が大けがや病気をして働けなくなり、収入が見込めなくなったとしても、お金なんて受け取らない!と言い切れる人はいないでしょう。おそらく、そんな可能性を考慮していないだけだと思います。

それでも嫉妬せずにはいられない、でも自分のリアルに影響するような折衝などできない、ということで、生活保護叩きに走るのではないかと思います。


これを解決するためには、主に二つの軸から考えました。
一つは賃金に対して妥協しないこと。労働の安売りをしないこと。サービス労働は自分に不利益なだけではなく、「あいつもやってるんだから、おまえもやれ」という同調圧力にも使われてしまうというところでしょう。自分もついついしてしまうのですが、サービス労働はやんわりと断るようにしていけば、少しずつ社会がよくなることでしょぅ。

もう一つは、周囲の労働に対して評価を与えることです。
先ほど、生活保護と労働の差が少ないことが嫉妬を生むと言いましたが、労働に対して賃金以外の価値を提供できれば、嫉妬は少なくなることでしょう。
ちょっとのことでいいと思います。誉めていきましょう。
仕事ぶりを誉めていけば、労働に対する意欲もわきますし、いいことが多いでしょう。
誉め言葉を見つけるための時間的コストはすぐに回収できるでしょう。(個人的には「誉め言葉ハンドブック」をおすすめいたします。)


もちろん、私を誉めてもいいのですよ?

……そんなこんなで。またあした。
posted by 牧田 翠 at 00:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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