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2011年03月12日

頑張らないこと、動かないこと【被災地以外向け】

さてさて。
地震が起きてから一日が経過いたしました。
とりあえず私は帰宅困難者になったりしましたが無事です。
今回被災された方のご無事を祈りつつ、被災地以外向けに考えたいことがあったので書いておきます。

情報がまだ錯綜しています。
特にTwitterなどを見ていると「一刻も早く!」という動きがいくつも見られますが、そこはそろそろ堪えないといけないと思うのです。

例えば「節電しよう」というツイートが何十件も流れてきたり、「あれが必要」「これが必要」というツイートが溢れていたり……
もちろん、それが必要な場合もありますので、全部止めろ、なんて言いません。

でも「自分にできることはないの!?」と、慌てて目の前の「できること」、つまり情報を拡散するという安心に飛びついている印象があります。
被災しなかった身として、できることはたくさんあるんですけど、それを考えないままに脊髄反射で動いている雰囲気があって、そういった動き方は持続できないのではないかな、と思います。

……伝わりにくいのであれば、最大限に悪い言い方をしましょう。
「その情報を拡散していい事した気になりたいんだろ?」

確かに地震直後はサバイバルです。一分一秒を争う事態が起き続けて、油断できない状態です。そういった状態の時にはアドレナリンどばどばの、ハイテンション状態になります。そして、報道も過熱し、交通網や業務や等も通常と違うことから、被災していない人間も非日常の状態で「うおおおおお!」とわけのわからない使命感に駆られたり、何かしなくては!と動く時期です。

でも、本当に被災地で苦労するのはここから。いつ明けるかわからない避難生活や、長く続く苦痛にじわじわと蝕まれる状態になります。
それでその頃には報道も落ち着いて、被災していない人間は日常に戻り、色々と忘れていくのです。またその落差が被災している人間にとっては辛く感じられるでしょう。

だから被災していない人間は、非日常にとらわれず、日常の一部として継続した支援を考えていくべきだと考えます。
募金なども銀行が動き出す週明けからが本番でしょうから、慌てないようにしましょう。詐欺は基本的に「うおおおお!」状態の時に、脳がなんとか興奮を鎮めたい、安心させたい!という心理からひっかかりやすくなるので。

またライフラインの確保以上に精神的なケアも考えていかなくてはならないでしょう。
情報は現実を作り出します。「地震で大変」「地震で大変」という言葉の連続は「大変なんだ!」という現実を作ってしまいます。その情報に脳が揺さぶられてしまいます。
だから、大変だ!と言うのもそろそろ控えていくべきだと考えています。それは報道の役割であって、一般ユーザーは他の人を安心させられるように、奮って「いつも通り」を演じていくべきだと思います。

だから頑張らないで。動かないで。
動きたくなる自分の衝動と戦って、何かできることはないかと探したくなる気持ちをぐっと抑えて、平和な日常を演じていくべきだと思います。

今はまだ本気を出すべき時期じゃない。来週から本気出す。を合い言葉に堪えましょう。


posted by 牧田 翠 at 14:34| Comment(1) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
緊急時に、
何もしないことが最良でありうることを認め、
何もできないことを受け止め、
何かした気になることを戒め、
何かしないと不安なることと戦うことの別名を、祈ると呼ぶ。
Posted by 作者不明 at 2011年04月24日 00:31
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