そのサンデーの中でも今、一際輝いている「神のみぞ知るセカイ」の第一巻が発売となりました。
〜かーみーのーみ〜
個人的に若木先生は好きです。
「アルバトロス」も結構好きでしたし、例の貧乏話見ながら泣いていたりしましたよええ。
そんな若木先生の新作「神のみ」がついに単行本化!
売れればついに印税が!という状態になりました。
……と、些事は置くとして。
「神のみぞ知るセカイ」は、現在、サンデーの中で一番面白い作品のひとつであると思っています。
基本ストーリーは「恋愛ゲームの達人(ヲタ)が、地獄からの死者的なファンタジー要素のおかげで、リアル女性を口説かなくてはいけなくなる。口説き終わると攻略対象の女性は記憶を失う。」というもの。
つまりキャラ造形のアイデアが尽きるまでは、無限に攻略を続けていけるというストーリー構造になっています。
この作品の魅力としては、『攻略対象の女の子がかわいい』だとか『主人公(ヲタ)のヲタっぷりがダメな方向に潔くて気持ちいい』だとか色々とあるのですが……個人的には「リアルとファンタジーの境界を弄る面白さ」という点で評価したいと思います。
この物語のテーマを考えると、非常に興味深いです。
主人公・桂馬は作中で「ゲームの中の女性は完璧に理論的で美しい」「現実は完成度が低い」と明言しています。
普通に恋愛をテーマにした成長モノとして考えるならば『ゲームヲタに、ゲームの中では味わえない素敵な恋愛を与えて現実のよさに目覚めさせる』となるのですが……若木先生はそれをよしとしませんでした。
桂馬は「ゲーム理論を信じて戦う!いかなる現実(リアル)にも!」と、ゲーム的な発想で女性を攻略していきます。
金髪ツインテールはツンデレと決め付けて攻略を開始し、いくつか修正点はあってもそのまま攻略完了してしまったり。
つまり、桂馬の持つ「理想像」は果てなく高い、という描写を行っています。
その牙城を崩す存在として期待されるのは、超常的存在であるヒロインのエルシィ。地獄から来たドジッ子悪魔で妹的存在と、まぁよくわからない詰め合わせ的存在ですが……彼女だけは桂馬のゲーム理論が通じない相手として存在しています。
現在、彼女とのフラグも順調に立っているので、
「ゲーム理論を破るのが、ファンタジーの産物である超常的存在」
という、なかなか面白いメタフィクショナルな状況が生まれています。
そしてさらに、そもそもこれがマンガというフィクションで描かれているため、メタメタフィクション状態という、かなり凝った構成になっています。
つまり読者は
「女の子かわいいなぁ」という、主人公=自分と捉える一次的な移入
「恋愛ゲームでこんなことあるある」「桂馬はすごいプレイヤーだ」という、主人公=自分ではないプレイヤーと捉える二次的な移入
の二方面から楽しめます。
さらにさらに、自身がそれを読んでいる状況を対象化すると『この作品における現実ってなんなんだ?』という疑問が起こって頭がフットーしちゃいます。
この作品における『現実』は、現実においてはフィクションでしかないのですが、じゃあ作品内の『ゲーム』と作品内の『現実』の間で、どのくらいリアルさにおいて差があるのでしょう?
この作品の『現実』と、現実のゲームにおいて、どちらがよりリアルなのでしょう?
個人的に2000年代のヲタ業界を一言でまとめるなら「メタフィクショナル」であると思います。
そのメタ的状況を、無自覚に、敢えて混乱させたままに定着させているこの「神のみ〜」はかなり面白い作品だと思います。
さぁ、キミも今すぐ本屋さんにゴー!(して若木先生に印税を送ってあげよう)
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いや、面白いです!
本当翠んの紹介してくれる漫画にハズレがなく、有り難いです。
しかし、昨今からの燃料投下で炎上気味のサンデーなのに、サンデー愛を貫く先生・・・
目を覚ましましょう(爆)
一方ハヤテのごとくはロリショタ路線に走った
気に入っていただけたみたいで何よりです。
桂馬のダメな方向への潔さが素敵過ぎます。
まぁ……サンデーは色々と面白いマンガも連載してますよ?色々と暴走している感は否めないですががが。
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>かずぺーさん
なぜ夜神さんや神聖ブリタニア帝国第11皇子が比較対象になるのか謎過ぎます。神か!?神つながりなのか!?
一方金剛番長は漢萌えに走った
3回くらいで挫折してたんだけど、興味がわきました。
サンデーは絶チル 金剛 あだちしか読んで無いんですよね。
サンデーの中でも金剛番長の次くらいに脂がのってる作品だと思うので、呼んでみることをオススメいたします。